私、PK-D(Property Keeper – Department)の考えるメンテナンス。
ひと言で表現すると「リスク管理」だと考えています。
現在の状況確認、原因確認、適した対応。
そして、ご家庭(ご自身)でのメンテナンス提案。
例えば、「エアコンから水漏れがするのですが、、」
まず私の初期対応として、
①現在、エアコンを使用しているのか?
②エアコンからの水漏れはいつ頃からなのか?
③メーカーに相談はしたのか?
④エアコンは設置してから何年くらいなのか?
⑤エアコンクリーニングはいつ頃したのか?
ここまで確認し、メーカーに相談していないようであれば、まずはメーカーに相談することをお願いしています。
エアコンから水漏れがするという事は、いくつかの原因があります。
まずはエアコンの仕組みについてです。
夏場に冷房運転をすると、室内の高温となった空気をエアコン室内機が吸い込みます。
その高温の空気が熱交換機(アルミフィン)を通ることによって急速に冷やされ、その冷えた空気が室内へ戻ります。
室内の高温(温度35~40度)を急速に適正温度28℃まで冷やすというとこは、エアコン室内機には想像以上の結露水が発生します。
その結露水は部屋に流れることがないように、エアコンのアルミフィン下にあるドレンパン(結露水の受け皿)に落ち、ドレンホース(室内から外に向かって通っている蛇腹のホース)を通って室外へ流れます。
つまり、水漏れが起きるという事は、ドレンパンやドレンホース、その他のエアコン部品に何らかの不具合が生じていて、水漏れになっている事が分かります。
簡単にまとめると2つです。
1、汚れが原因で結露水が正常に流れていかず、考えられない所から水が漏れてしまった。
2、エアコン室内機の部品に何らかの不具合が生じており、考えられない所から水が漏れてしまった。
私は安易に「1、汚れが原因」と考えず、最悪を想定して対応するようにしています。
もし、「2、エアコン室内機の何らかの不具合が原因」で水が漏れていた場合、大切な電子部品に水が入り込んでしまい、電源すら入らなくなってしまうかもしれません。
猛暑40℃の中、エアコンが突然使えなくなってしまったら。。
私はこのリスクを考えます。
他にも考えただけで怖くなってしまう様々なリスクがあります。
■長年(10年以上)使用しているエアコンはいつ動かなくなるか分からず、猛暑日に突然動かなくなってしまうリスク。
☆エアコンは家電です。冷蔵庫や洗濯機などと同じでメーカー寿命約10年設計。
■キッチンの換気扇で油汚れが電子部品に入り込んでしまっていると火災のリスク。
☆10年前後が点検時期です。
■浴室の換気扇の異音はモータの劣化の為、火災のリスク。
☆10年前後が点検時期です。
■換気が上手く機能しないのは室内の吸排気口に問題があり、正常に空気を回せていないリスク。
☆吸排気口はだいたい各部屋についていて外気と内気のバランスをとっています。
■水回りの排水溝が詰まりやすいという事は、想定外の固形物が引っかかっており、配管を痛め、漏水事故へと発展してしまうリスク。
☆詰まる前に定期的な配管汚れ除去剤の使用や定期的な配管高圧洗浄が必要です。
などなど
私はこれまで経験してきた知識をもって、皆様のリスク回避のお力になりたいと考えています。
何かお困りごとがありましたら、お気軽にご相談ください。
「👉 お問い合わせ(ご依頼/ご相談) 」
【他の記事】
「 PK-D 」 とは?
エアコンのメンテナンスについて
浴室のメンテナンスについて
